LINEモバイルと楽天モバイルはどちらもドコモ回線を利用している格安SIMということでドコモからの乗り換えを検討している方の候補となる格安SIMです。
LINEモバイル・楽天モバイル共に評判がいい格安SIMのため、どちらに決めても失敗はありませんが、ここにしか無いという独自のサービスがあるため、スマホの使い方によって自分にとってよりお得な方を選べるように徹底比較をしていきたいと思います。
もくじ
LINEモバイルにしか無い特徴(楽天モバイルには無い)
LINEモバイルの主な特徴
- ネットのみのプラン(1GB)で500円で利用できる
- LINEやTwitterなどのSNSアプリが使い放題になる
- LINEでサポートへの問い合わせができるため、気軽に質問できる
- LINEのID検索が格安SIMで唯一可能
- LINEの友だちにデータをプレゼントできる
- 余ったデータは自動繰越しされる
- LINEで簡単にデータ残量を確認できる
500円でLINE使い放題のプランあり
LINEモバイルには月額500円で1GBまで利用できるLINEフリープランがあり、LINEの新規アカウント作成にもSMS認証が必要なく、他社の格安SIMではできないLINEの年齢認証もできることから格安でLINEのアカウントを作りたい方にはおすすめのプランとなっています。
LINEフリープラン価格
タイプ | 月額料 |
データ通信SIM | 500円 |
データ通信SIM+SMS | 620円 |
音声通話SIM | 1,200円 |
主なSNSアプリがカウントフリー(使い放題)
LINEモバイルの最大の特徴はSNSアプリが使い放題になることです。
たとえば一番利用者が多いプラン「コミュニケーションフリープラン」ではLINE・Twitter・Facebook・Instagramがカウントフリー対象アプリとなり、これらのアプリをどれだけ使用してもデータを消費しません。
また、データを使い切って通信速度制限がかかったとしてもカウントフリー対象のアプリは常に高速で利用できる(カウントフリー対象アプリには通信速度制限は無い)ため、LINEモバイルはこれらのアプリをたくさん利用している方におすすめです。
LINEの年齢認証が可能
LINEの年齢認証をして18歳以上の確認ができるとLINEのID検索ができるようになり、IDからLINEの友だち追加ができるようになります。
逆に言うとLINEモバイル以外の格安SIMに乗換えるとLINEのID検索ができなくなるため、LINEの友だち追加は直接会って「ふるふる」や「QRコード撮影」のみになってしまいます。
ちなみに、年齢認証ができる格安SIMはLINEモバイルのみです。
LINEでデータ残量を確認できる
LINE公式アカウントを友だち追加するとLINE公式アカウントから今月のデータ消費量や残りのデータ容量を確認することができるため、わざわざマイページにログインして確認する必要がありません。
LINEでサポートに問い合わせ可能
一般的に格安SIMでのサポートは電話もしくはメール対応となります。もちろんLINEモバイルでも電話・メールサポートはありますが、それに加えてLINEでのサポートにも対応していて、LINE公式アカウントを友だちに追加することによってLINEで質問ができるようになります。
サポートの相手はAI(人工知能)とオペレーターのどちらかを選択することができるので、まずAI相手に質問をしてみてそれでも解決しない場合はオペレーターへ接続するという方法も可能ですし、いきなりオペレーターへ接続することも可能です。
メールや電話で問い合わせするのは面倒…気軽にLINEで問い合わせをしたいという場合におすすめの問い合わせ方法となります。
フィルタリングアプリ「iフィルター」が無料で使える
iフィルターとは子どもが使うスマホに入れておきたいアプリで、月々300円ほど通常はかかるのですが、LINEモバイルのユーザーであれば無料で使うことができます。
◆iフィルターでできること
・指定したサイトへのアクセスを制限する
・指定したアプリの使用を制限する
・スマートフォンを使用できる時間帯を指定できる
・インターネットが利用できる時間帯を指定できる
初めて子どもにスマホを持たせるのは少し恐いところもありますが、親がこのアプリを使って使い方に制限をかけたり、監視をすることで変な使い方を防止することが可能になります。
iフィルターの詳しい使い方はこちら
楽天モバイルにしか無い特徴(LINEモバイルには無い)
楽天モバイルの主な特徴
- スマホのセールが頻繁に行なわれている
- 20GB、30GBの大容量プランあり
- 楽天のポイントがたまり、ポイントで支払いが可能
- 楽天市場や楽天トラベルなどでたまったポイントも使える
スマホのセールが頻繁に行われている
楽天モバイルは常に20機種以上のスマホを取り扱っていて、スマホのセールも非常に多いため、たくさんの機種の中からスマホを選びたいという方におすすめです。
キャンペーン情報はこちらで紹介しています。
-
2018年11月の格安SIMキャンペーンまとめ
2018年10月に開催されている格安SIMのキャンペーンを紹介します。 最もおすすめなキャンペーンは、ついにソフトバンク回線の取り扱いを開始したLINEモバイルの6ヶ月間900円割引キャンペーンです。 ...
大容量プランあり
楽天モバイルには20GB・30GBの大容量プランがあり、大容量プランを用意している他の格安SIMと比べても比較的安い価格で大容量プランを利用できます。
楽天モバイルのポイントが貯まり、ポイントで支払い可能
楽天のサービスをたくさん利用している方にとって非常に嬉しいのがこちらです。
楽天モバイルの利用100円につき1ポイント貯まるだけでなく、楽天市場・楽天トラベル・楽天ブックスなど楽天のサービスで貯まったポイントを楽天モバイルの利用料として使うことができるため、楽天のヘビーユーザーの場合、毎月ポイントだけで楽天モバイルの利用料をまかなえる可能性もあります。
また、楽天カードで楽天モバイルを支払うことでどちらにもポイントが貯まるため、楽天モバイルの支払いは楽天カードが断然お得です。
料金プラン比較
LINEモバイルには3つのプランがありますが、一番人気のコミュニケーションプランと楽天モバイルの組み合わせプランでの比較をしてみたいと思います。
音声通話SIM | LINEモバイル | 楽天モバイル |
200kbps低速プラン | - | 1,250円 |
3GB | 1,690円 | 1,600円(3.1GB) |
5GB | 2,220円 | 2,150円 |
7GB | 2,880円 | - |
10GB | 3,220円 | 2,960円 |
20GB | - | 4,750円 |
30GB | - | 6,150円 |
楽天モバイルにはSNSアプリならぎりぎり問題なく利用できる200kbpsという低速のプラン「ベーシックプラン」がありますが、ベーシックプランでネット閲覧や動画の視聴はかなり厳しいため、ほとんどネットを利用しない人向けのプランとなります。
最安プランではLINEモバイルの方がお得
楽天モバイルはライトユーザー向けには200kbpsという低速のプランしかありませんが、LINEモバイルには1GBまで高速で利用できるプランがあります。
そのため最安プランで利用したい場合はLINEモバイルの方がお得になります。
データ通信SIM
楽天モバイル | LINEモバイル | |
価格 | 525円(200kbps使い放題) | 500円(高速1GB) |
かけ放題での比較
楽天モバイルには5分かけ放題、LINEモバイルには10分かけ放題があります。
LINEモバイル | 楽天モバイル | |
5分かけ放題 | - | 850円 |
10分かけ放題 | 880円 | - |
LINEモバイルは楽天モバイルの5分かけ放題にプラス30円で10分かけ放題が利用できるため、かけ放題ではLINEモバイルの方がお得になっています。
また、かけ放題のオプションを追加しなくても無料で利用できる通話料半額アプリはLINEモバイル(アプリ名:いつでも電話)、楽天モバイル(アプリ名:楽天でんわ)共に用意されています。
◆かけ放題での比較結果
LINEモバイルの方がお得
通信速度で比較
では次に通信速度で比べてみたいと思います。特に通信速度が遅くなりやすい「朝・昼・夕方」に測定した結果を紹介しています。
データ:MMD研究所調べ
2018年3月 | LINEモバイル | 楽天モバイル | ||
ダウンロード | アップロード | ダウンロード | アップロード | |
9~10時 | 34.7 | 18.3 | 27.3 | 19.9 |
12~13時 | 1.5 | 7.8 | 1.8 | 10.4 |
17~18時 | 3.5 | 4.7 | 2.6 | 6.9 |
単位はMbps
通信速度での違いはほとんどありませんが、ダウンロードではLINEモバイルの方が若干高速になっています。
なのでそこまで通信速度の速さにこだわる必要もないから、参考程度に見てくれ!
◆通信速度での比較結果
通信速度はほぼ同じ
貯まったポイントの使い道
LINEモバイル・楽天モバイル共に100円の利用につき1ポイントのポイントを貯めることができます。
LINEモバイルのポイントの使い道
LINE Payはコンビニや家電量販店などたくさんの加盟店があるため、LINEモバイルで貯まったポイントをLINE Payにチャージして利用することで非常に利用の幅が広がります。
・LINE Payにチャージ
・LINEストアでスタンプや着せかえを購入
・LINE MUSICのクーポン購入
・Amazonギフト券に交換
・nanacoポイントに交換
・JALマイレージバンクに交換
・ペトロポイントに交換
・Pontaポイントに交換
楽天モバイルのポイントが使えるところ
楽天モバイルはその名の通り楽天が運営しているため、楽天のサービスでポイントを利用できます。
・楽天が運営しているサイトやサービス(楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルなど)
また、楽天ポイントカードを持っていれば以下のような店舗でも利用できます。
・マクドナルド
・くら寿司
・ペッパーランチ
・サンクス
・松坂屋
・ダイコクドラッグ
・ツルハドラッグ
など多数
楽天のサービスで貯まったポイントは楽天共通のため、あらゆる楽天のサービスを頻繁に利用ている方であればたくさんのポイントを貯めれるというメリットがあります。
結果(使い方によって決めよう)
LINEモバイル・楽天モバイルどちらにも良い点があり、どちらがいいとは一概には言えません。
そこでどのようなタイプの人がどちらに向いているかを紹介したいと思います。
こんな方はLINEモバイルがおすすめ
・LINEやTwitterなどを頻繁に利用する
・電話をかけることが多い(10分かけ放題が利用できる)
・LINEの年齢認証が必須(ID検索がしたい)
こんな方は楽天モバイルがおすすめ
・スマホをできるだけ安く買いたい
・20GB以上の大容量プランが必要
・楽天のサービスをたくさん利用している
・楽天カードを持っている