iフィルターは子どもが使うスマートフォンにインストールすることで、利用させたくないアプリを設定したり、アクセスしてほしくないサイトへのアクセス制限をかけるなどの設定や、子どもがどんなスマートフォンの使い方をしているかの履歴を確認することができるアプリで、LINEモバイルであれば無料で利用(通常360円/月)できます。
iフィルターの初期設定方法については「「iフィルター」のインストール方法」で紹介していますので、今回はiフィルターの使い方を紹介していきたいと思います。
もくじ
iフィルターでできること
フィルタリング設定
・指定したサイトへのアクセスを制限する
・指定したアプリの使用を制限する
・スマートフォンを使用できる時間帯を指定できる
・インターネットが利用できる時間帯を指定できる
利用状況の確認
・どんなワードで検索しているかを確認できる
・どんなサイトにアクセスしているかを確認できる
・何時に誰と通話したかが確認できる
・どこに行ったのかなど、位置情報履歴が確認できる
iフィルターのインストール方法はこちらから
・LINEモバイルユーザーが無料で使える子ども向けフィルタリングアプリ「iフィルター」のインストール方法
フィルタリングができるように「iフィルター」を既定のブラウザに設定する
iフィルターをインストールしても、サイト閲覧の際にiフィルターを使わなければ、サイトのフィルタリングや使用履歴を取得する事ができないため、インストールが終わったらiフィルターがメインのブラウザになるように設定する必要があります。
iフィルターを起動
右上の「︙」→アプリ設定
既定のブラウザに設定する
ブラウザアプリ
※AndroidのOSにより多少異なります(この方法はAndroid7.0)
iフィルターを選択
このスマホにはChrome、iフィルター、Sleipnirの3つのブラウザアプリがインストールされていますが、iフィルターを既定のアプリにすることによって、Chromeを開こうとしてもiフィルターが起動するようになります。
インストール後はPCから設定変更や利用履歴の確認が可能
子どもが使用しているスマートフォンにiフィルターのインストールが終われば、わざわざ子どものスマートフォンを確認したり、設定の変更をスマートフォンからする必要はありません。
iフィルターの申し込み時に入力した親(管理者)のメールアドレス・パスワードでiフィルターのサイトからログインすると管理画面を開くことができ、設定などができるようになっています。
なのでPCから設定する方がやりやすいと思うぞ。
iフィルターの公式サイトにアクセスし、iフィルターの申し込み時に登録したメールアドレス・パスワードでログインします。
ログインすると下記の画面が表示されます。
システム設定で保護のON・OFFの設定をする
システム設定を開くと、下の画面が表示されます。
履歴保存
下記の項目にチェックを入れるとそのスマートフォンで利用した履歴を確認することができるようになります。
・インターネット利用の各種履歴を保存する
・通話の履歴を保存する
・位置情報の履歴を保存する
管理パスワード
iフィルターにログインする際のパスワードを変更します。もし子どもにパスワードがバレてしまったら変更して下さい。
メール通知
スマートフォンの利用状況を1日1回指定のアドレス宛に送信することができます。(登録アドレスは3つまで)
システム設定の保護
◆システム設定の保護をする
チェックを外すとiフィルターが無効化します。
◆デバイス管理者機能の保護をする
iフィルターを削除(アンインストール)したい場合にはチェックを外す必要があります。
ライセンス情報
シリアルナンバーの確認、氏名・アドレスなどの変更ができます。
フィルタリング設定
フィルタリング設定では使用できるアプリ、制限したいサイトなどの設定が可能です。
Webフィルタリング設定
Webフィルタリング設定を開くと、カテゴリごとにブロックできるサイトジャンルを設定することができます。
「✓」が付いているものがブロック対象となっているカテゴリで、「-」や「チェックなし」はブロック対象となっていないカテゴリとなります。
また、左側にあるフィルター設定ボタンをクリックすると年代に合わせたフィルターが自動的に設定されます。
また、左下には「購入ページブロック」というボタンがあります。上の画像では「有効」になっていますが、これを有効にするとAmazonや楽天市場などのサイトをブロックするため、そのスマートフォンからネットショッピングができなくなります。
アプリフィルタリング設定
こちらもWebフィルタリングと同じように、個別でチェックを入れるかフィルター設定ボタンをクリックして利用制限をかけるアプリの設定をすることができます。
また、左下に「インストール済みアプリの個別詳細設定」をクリックすると、子どもが使っているスマートフォンにインストールされているアプリの一覧が表示され、制限をかけるアプリをピンポイントで設定可能です。
見せていいサイト・見せたくないサイトの設定
Webサイトのフィルタリングではカテゴリ別で設定することになりますが、このカテゴリは見せたくないけどこのサイトだけは大丈夫という場合などに直接URLを登録します。
スマートフォンまたはネットが利用できる時間を設定する
利用時間制限設定では、この時間はスマートフォンを使わせたくない、この時間はネットはできないようにしたいという設定ができます。もちろん「端末ロックタイマー(スマートフォンを使わせたくない)」を設定するとネットも利用できなくなります。
利用時間制限にチェックを入れ、利用を制限する時間帯をクリックまたはドラッグで指定します。
利用状況確認
利用状況確認では、子どもがどんなサイトを見ているか?どんなキーワードで検索をしているかなどが確認できます。
インターネット利用状況
インターネット利用状況ではどんなサイトを多く見ているかを日別・月別で見ることができます。
インターネットブロック履歴
ブロックしているサイトにアクセスしたかどうかを確認できます。
検索単語ランキング
どんなキーワードで検索しているかを確認できます。
インターネット詳細履歴
どんなサイトにアクセスしているか、すべての詳細を確認できます。
通話履歴
いつ、誰と電話をしたかを確認できます。
位置情報表示
いつどこに行ったかを確認することができます。
利用制限の一時解除
利用制限の一時解除では、ブロック対象となっているサイトやアプリを一時的に解除することができます。
最後に
今や小学生でもスマホを持つのも珍しくない時代になり、格安SIMのおかげで経済的な負担も少なく子どもにスマホを持たせることもできるようになりました。
しかしガラケーに比べ何でもできるスマホをネットリテラシーが低い子どもに何も制限をかけずに持たせると言うのは危険な目に合ってしまう可能性もあるため、特に中学生くらいまでは親がスマホの利用を管理するのは必要ではないでしょうか?
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