大手キャリアから格安スマホに乗り換えることで半額以下にスマホ代を節約できるということを知っている人は多くいますが、格安スマホにすることでここが変わるというのを明確にわかっている方は少ないのではないでしょうか?
そこで、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアと格安スマホでの決定的な違いを紹介したいと思います。もしこの違いが受け入れられない方は、格安スマホへの乗り換えはしない方がいいでしょう。
もくじ
1.価格の違い
格安スマホの通信回線は主にドコモの通信回線を借りて運営しているため設備投資に費用がかからず、その分安く提供できています。また、大手キャリアはかけ放題への加入が半ば必須となっているため、非常に高額になってしまいます。
ただしauとソフトバンクはかけ放題のプランを選択した方がトータルの価格は安くなるので、実質かけ放題に入らないといけないということじゃな
大手キャリアと格安スマホの料金比較
大手キャリアは現在選択できる最低料金プランで表示しています。格安スマホの方は3GBプランでの表示。
5分かけ放題 | データ通信 | ネット接続 | 合計 | |
ドコモ | 1,700円 | 3,500円(2GB) | 300円 | 5,500円 |
au | 1,700円 | 2,900円(1GB) | 300円 | 4,900円 |
ソフトバンク | 1,700円 | 2,900円(1GB) | 300円 | 4,900円 |
楽天モバイル | 850円 | 1,600円(3.1GB) | - | 2,450円 |
mineo(Dプラン) | 850円※ | 1600円(3GB) | - | 2,450円 |
IIJmio(プランD) | 830円 | 1,600円(3GB) | - | 2,430円 |
OCNモバイルONE | 850円(10分かけ放題) | 1,800円(3GB) | - | 2,650円 |
※mineoの5分かけ放題は2017年3月開始予定
このように大手キャリアの価格に比べ、格安スマホは大手キャリアの約半額で利用することができます
つまり1,600円で利用できるというわけじゃな
2.大手キャリアは速度が安定している
格安スマホの通信回線はドコモなどから借りた設備をみんなで共有して利用しているため、通信が混み合う時間帯になると速度が低下してしまい、特にお昼や夕方になるとサイトの表示などに時間がかかってしまうという欠点があります。
mineoの通信速度を計ってみた結果(2017年2月9日計測)
時間 | ダウンロード(単位Mbps) | アップロード(単位Mbps) |
8時 | 5.47 | 1.83 |
10時 | 53.03 | 13.48 |
12時 | 1.07 | 8.05 |
13時 | 4.06 | 7.56 |
15時 | 37.42 | 9.96 |
17時 | 12.14 | 5.34 |
18時 | 1.12 | 3.22 |
19時 | 1.42 | 5.02 |
20時 | 3.39 | 6.89 |
21時 | 5.41 | 0.67 |
22時 | 14.71 | 7.94 |
このように格安スマホでは通信が混み合う時間帯になると通信速度が遅くなってしまい、サイトの表示などに少し時間がかかってしまいます。そのため、常に高速でスマホが使えないと困るという方にはおすすめできません。
LINEモバイルの通信速度が気になる方はこちら
3.サポートの違い
大手キャリアは日本全国にショップがあり、わからないことがあれば近所のショップに行って聞くことができます。しかし格安スマホを販売しているMVNOは店舗数も限られています。
mineoやイオンモバイルは全国にショップがあり、MVNOの中では比較的店舗数が多いためサポートを受けやすくはありますが、大手キャリアに比べると店舗数には大きな差があります。
4.無制限かけ放題がない
大手キャリアには国内であれば無制限に無料で通話できるかけ放題がありますが、基本的に格安スマホのかけ放題プランは「5分」が主流となっています。
そのため長電話をする回数が多い人は基本料金が安くなっても通話料が高くなってしまうため、トータルでは逆に高くなってしまう可能性があります。
楽天モバイルの無制限かけ放題
5.大手キャリアは「キャリア決済」ができる
キャリア決済とは、ゲームアプリの課金やアプリ購入、そしてショッピングサイトなどで商品を購入する際の決済方法として月々のスマホ代に合算して請求できるサービスです。
キャリア決済に対応しているアプリやショッピングサイトであれば、わざわざiTunesカードを購入する必要もクレジットカードを登録する必要もありません。そのため、非常に楽に決済することができます。
しかし非常に決済が簡単にできることから、数年前には子供が予想以上にゲームで課金をしてしまっていたという問題も起こりました。現在では年齢により月に課金できる額が決められているため以前のように何十万円も請求されるということはなくなりましたが、キャリア決済ができるというのは簡単にお金を落とすことができるため、問題が起こる可能性もあります。
決済が非常に簡単なので、知らないうちにたくさんお金を使っていたということにもなりかねないからな
最後に
大手キャリアと格安スマホの違いを紹介してきましたが、大手キャリアから乗り換えることによって半額でスマホを使えるようになる代わりに、混み合う時間帯にスマホが使いづらくなったり、キャリア決済ができなくなったりなどと、人によっては非常に困ってしまうかもしれません。
そういった方は格安スマホはおすすめしませんが、今回紹介した違いよりも月々の使用料を安くすることができることのメリットが大きいと感じる方であれば、1日も早く格安スマホに乗り換えた方がお得になります。
かけ放題を付けても基本料金3,000円で利用できるMVNO
・楽天モバイル(3GB+5分かけ放題=2,450円)
・mineo(Dプラン)(3GB+5分かけ放題=2,450円)
・IIJmio(プランD)(3GB+5分かけ放題=2,430円)
・OCNモバイルONE(3GB+10分かけ放題=2,650円)
※かけ放題はオプションとなるため必須ではありません