「スマホ代って、通話もほとんどしてないのになんでこんなに高いんだろう…」と思いませんか?
ドコモ・au・ソフトバンクはデータ通信料が高いのはもちろんですが、ほとんど通話をしない人にも、かけ放題プランに半ば強制的に加入させる契約体系になっています。
そのため、通話をほとんどしないのにも関わらず、毎月一定の通話料を支払わせているのです。
このようにネコ王子は通話機能はほとんど利用せず、LINEの音声通話しか使っていないのに毎月1,700円もムダな支払いを続けています。あなたもこのようなムダな支払いを続けていませんか?
それでは、なぜ大手キャリアはかけ放題への加入が必須なのか?今話題の格安SIMに乗換えるとどれくらい安くなるのかをわかりやすく解説していきますので、ムダな支払いを続けたくない方は参考にしてみて下さい。
もくじ
ドコモは、かけ放題プランへの加入が必須
ドコモを含め大手3キャリアには以下の2つのかけ放題プランがあり、通話をする人・しない人に関わらず、必ずどちらかのかけ放題に加入しなければいけません。
①1度の通話が5分以内であれば無料となるかけ放題プラン(1,700円)
②どれだけ通話しても通話料無料のかけ放題プラン(2,700円)
※国内通話のみ
ドコモデータ容量料金表
かけ放題プランを選んだら、次にデータ容量を選びます。ドコモでは、5分かけ放題(1,700円)では2GBプランは利用できませんでしたが、2017年1月30日より5分かけ放題でも2GBプランを選択できるようになったため、ドコモの最低料金はこれまでより1,000円安くなりました。
データ容量 | 価格 |
2GB | 3,500円 |
5GB | 5,000円 |
20GB | 6,000円 |
30GB | 8,000円 |
ドコモの最安プラン
カケホーダイライト(1,700円)+データ2GB(3,500円)+spモード(300円)=5,500円
※spモードはネット接続のために加入必須となっています。
かけ放題ではないシンプルプランは、大容量専用プラン
ドコモは通話をほとんどしない人向けに月額980円の「シンプルプラン」という新たなプランを作りました。しかし、このプランは一人での利用は20GB以上のプランしか選択できません。
◆シンプルプランを一人で利用した場合
シンプルプラン(980円)+ウルトラLLパック(8,000円)+spモード(300円)=9,280円
シンプルプラン(980円)+ウルトラLパック(6,000円)+spモード(300円)=7,280円
※ウルトラLLパックは30GB、ウルトラLパックは20GB
au・ソフトバンクは必須ではないが、かけ放題プランが最安となる
auは「LTEプラン」、ソフトバンクは「ホワイトプラン」という月額934円(2年縛りあり)の通話プランがあり、かけ放題ではないプランがあります。
LTEプラン、ホワイトプランの詳細(月額934円)
同キャリア宛の通話料…1時~21時は無料、21時~翌1時は30秒/20円
他社、固定電話への通話料…終日30秒/20円
しかし、選択できるデータ容量は7GB(5,700円)のみとなるため、合計では、かけ放題のプランよりも高くなってしまいます。
◆LTEプラン、ホワイトプランは7GBしか選べない
通話プラン(934円)+データ7GB(5,700円)+ネット接続料(300円)=6,934円
このようにLTEプラン(au)、ホワイトプラン(ソフトバンク)で契約してもデータ容量は7GBのみとなっているため月々の支払いは6,934円と高額になってしまいます。
それではauとソフトバンクのかけ放題プランで見てみましょう。
データ容量 | 価格 |
---|---|
1GB | 2,900円(1700円のかけ放題のみ選択可) |
2GB | 3,500円(2700円のかけ放題のみ選択可) |
3GB | 4,200円 |
5GB | 5,000円 |
7GB | 5,700円(934円の通話プランのみ選択可) |
8GB | 6,700円 |
10GB | 8,000円 |
13GB | 9,800円 |
20GB | 6,000円 |
30GB | 8,000円 |
1GBは少なすぎるから、2GBにしたいと思っても2GBは無制限かけ放題(2,700円)しか選択できない、などかけ放題のプランによって選択できるデータ容量が異なります。
auでの最安プランの組み合わせ
auでの最安のプランはこのようになります。
5分以内かけ放題(1,700円)+データ1GB(2,900円)+ネット接続料(300円)=4,900円
大手キャリアがかけ放題プランを半強制的に加入させるわけ
携帯電話の時代、大手キャリアは通話料で売上を大きく上げていましたが、スマートフォンの出現によりLINEやTwitterなどのSNSを利用する人が増え、ほとんど通話をしなくなりました。
LINEであればメッセージのやり取りはもちろん、音声通話・ビデオ通話も無料で可能になったため、友達や家族同士で長電話をするという機会はほとんどありません。そのため通話料で売上が上げられなくなった大手キャリアは、かけ放題の強制加入で売上を上げているというわけです。
格安SIMのかけ放題は選択自由で通話料も半額
現在、格安SIMのかけ放題は10分かけ放題が主流ですが、10分かけ放題の料金は大手キャリアの5分かけ放題の半額である850円が相場となっています。
また、10分かけ放題の加入は自由のため、不要な人は加入する必要はありません。
さらに格安SIMのかけ放題は10分以降の通話料は30秒10円と大手キャリアの半額で通話できるため、月額料金・10分以降の通話料ともに半額となります。
かけ放題を自由に追加できる主な格安SIM
・mineo(10分かけ放題)
・楽天モバイル(5分かけ放題)
・LINEモバイル(10分かけ放題)
・OCNモバイルONE(10分かけ放題、トップ3かけ放題)
・IIJmio(3分、10分のかけ放題あり)
格安SIMのかけ放題はこちらでまとめています。
格安SIMで契約すると月々1,600円で利用できる
ドコモなどの大手キャリアで契約すると、月々5,000円以上は必要ですが、格安SIMでは3GBプランで1,600円ほどで利用可能です。
mineo(マイネオ)はドコモ回線のDプランとau回線のAプランの2つの回線から選択できるマルチキャリアに対応しているため、ドコモとauのどちらからの乗り換えも、現在利用しているスマートフォンをそのまま利用することができます。
公式サイト:mineo
10分かけ放題を利用しても2,450円
mineoの3GBプランは1,600円、そして10分かけ放題は850円となり、合計でも2,450円で利用可能です。
かけ放題が必要な人だけがかけ放題プランを追加し、いらない人はさらに安く使える。これが正しい料金プランで無くちゃいけない!
かけ放題が不要な人は格安SIMでスマホ代を安くしよう!
格安SIMでは大手キャリアのように、かけ放題プランが必須ではないため自分に合ったプランを自由に選ぶことができます。たくさん電話をかける人にとってはかけ放題プランはいいかもしれませんが、LINEなどのSNSアプリで友達や家族とは無料で音声通話もできるので、仕事でスマホを使わない限りはアプリで十分という人も多いはずです。
電話をほとんどしないのにかけ放題プランに加入している方は、一度料金を見直してみては?
乗換方法がわからないという方のためにmineo(マイネオ)への乗換え方法をわかりやすく解説していますのでこちらを確認してみて下さい。
おすすめの格安SIMの料金と特徴を紹介
MVNO | 3GBプランの料金 | かけ放題 | 特徴 |
OCNモバイルONE | 1,800円 | 10分かけ放題
トップ3かけ放題 |
2つのかけ放題を組み合わせることによって無制限かけ放題のようなプランにできる |
LINEモバイル | 1,690円 | 10分かけ放題 | LINE、Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSアプリが使い放題 |
mineo | 1,600円(Dプラン)
1,510円(Aプラン) |
10分かけ放題 | ドコモ回線とau回線から選択可能 |
楽天モバイル | 1,600円 | 5分かけ放題
無制限かけ放題 |
無制限かけ放題が利用できる |
IIJmio | 1,600円 | 3分かけ放題
10分かけ放題 |
通信速度が安定しているため顧客満足度が高い |
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