格安SIMは月々の料金は安いけど、かけ放題がないので電話をたくさんかける人からすると逆に高くなってしまうかもしれないというデメリットがあります。
しかし、通話料が半額になる「楽天でんわ」などのアプリを利用することによって大手キャリアの半額の通話料で電話をすることができるのです。
スマホの一般的な通話料は30秒20円
大手キャリアには「無制限かけ放題」と「5分かけ放題」があり、無制限かけ放題は国内通話であれば通話料無料となりますが、5分かけ放題は5分以降は「30秒20円」となります。
この通話料は格安SIMでも同じで、通話定額などのオプションを付けなければ「30秒20円」です。
1回あたり5分以内の通話：無料
1回あたり5分を超えた場合の超過分：30秒毎20円
家族間は超過分も無料
通話料半額アプリを利用することで常に半額の「30秒10円」で通話可能
楽天モバイルは「楽天でんわ」、OCNモバイルONEは「OCNでんわ」などのアプリを提供していますが、これらのアプリはIP電話ではなく、通常の電話回線を利用して通話をするため、相手に通知される電話番号は通常と同じ番号になります。
そして通話の品質も通常と何も変わりません。
MVNOが提供しているおもな通話料半額アプリ
楽天でんわアプリは、楽天モバイルはもちろん他社の格安SIMを利用していても利用可能です。
そのため、半額通話アプリがない格安SIMで契約したとしても「楽天でんわ」を利用することで、通話料を半額にすることが可能になります。
これがどういうことかわかるかな？
例えば、通話料は通常契約しているMVNOへ支払いますが、楽天でんわアプリを利用することによって、通話料を楽天に支払うことになります。
そのため、収入にはならなかった他社のユーザーの通話料でも楽天の売上となるということです。
格安SIMには5分かけ放題も続々登場している
格安SIMには「かけ放題」がないというデメリットもありましたが、2016年には5分かけ放題サービスを提供開始したMVNOが続々登場しました。
5分かけ放題を提供しているMVNO
| MVNO名 | 1分以内 | 3分以内 | 5分以内 | 10分以内 |
| 楽天モバイル | - | - | 850円 | - |
| OCNモバイルONE | - | - | - | 850円 |
| IIJmio | - | 600円 | 830円 | - |
| FREETEL | 399円 | - | 840円 | - |
| mineo ※2017年3月開始 | - | - | 850円 | - |
※OCNモバイルONEは2017年2月より5分かけ放題が価格そのままで10分かけ放題へと変更になりました
これらのかけ放題サービスはオプションとなっているため、5分かけ放題が必要な人だけがオプションとして追加することができ、無料通話以降の通話料も通常の半額の「30秒10円」となります。
最後に
このように、格安SIMでも通話料半額アプリや5分かけ放題オプションを利用することによって、通話料を抑えることができます。
ただし大手キャリアのように「無制限のかけ放題」はMVNOではまだ提供されていないため、電話の回数も多く、長電話をする人にとっては通話料が高くなってしまう可能性があります。
しかし、LINEの音声通話やSkypeなどを利用することによって通話料は発生しないため、家族や友だちなどと長電話をする場合はそういったアプリを利用し通話料を節約するという手もあります。
格安SIMは通話料が高い。と敬遠されていた方はこの機会に月額料も通話料も安くすることができる格安SIMを検討してみてはいかかでしょうか？
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます
・格安スマホに変えた場合、大手キャリアに比べてどれくらい安くなるのか調べてみた