MM総研が2016年12月14日に2016年9月末までの格安SIM(MVNO)のシェアランキングを発表しました。1位OCNモバイルONE、2位IIJmio、3位楽天モバイルは変わりませんが、mineoが大きく獲得数を伸ばす結果となりました。
そこで大きく契約数を伸ばしているmineoの特徴を見ていきたいと思います。
もくじ
2016年9月末時点でのシェア
mineoの特徴
運営会社 | ケイ・オプティコム | ||
最低利用期間(データ通信) | なし | 最低利用期間(音声通信+データ) | なし(1年以内のMNP乗り換えは11,500円、1年以降2000円) |
かけ放題 | 10分かけ放題(850円/月) | プラン変更 | 可能 |
初期費用 | 3,000円 | 回線 | ドコモ・au |
特徴 | ・毎月1GBまでパケットをもらうことができる
・他社製のスマホの修理も依頼できる ・mineo専用のコミュニティサイト「マイネ王」でわからないことを質問できる ・いつでも安定した速度で利用できる「プレミアムコース」(抽選型) ・10分以内かけ放題サービス ・全国に設置されている店舗にて初期設定サポートあり |
マイネオユーザー専用のコミュニティサイト「マイネ王」でわからないことを解決できる
mineoユーザー専用のコミュニティサイト「マイネ王」は、わからないことを質問することができるYahoo!知恵袋のような「Q&A」や実際にmineoを使用しているユーザーの「レビュー」、mineoの運営スタッフにこういうことをやって欲しいという要望を出すことができる「アイデアファーム」などがあります。
アイデアファームから実際に採用されたアイデアも
こちらは実際にマイネ王のアイデアファームに投稿された内容ですが、この投稿によりmineoスイッチからネットに接続しない状態でもiOS用のプロファイルがダウンロードできるようになりました。
mineoスイッチに構成プロファイルインストール機能がほしい
某IIJmi◯「みおぽん」(←伏せてません)の機能がmineoにもあるといいな、というだけの話なのですが、iOS版「mineoスイッチ」で、iOSのAPN設定用構成プロファイルがネットへの接続なしにインストールできるとうれしいですね。
「mineoスイッチ」の場合難しいのはAプランとDプランがあることに加え、Aプランの場合構成プロファイル自体がiPhone 6系とiPhone 5系とで違っているので、「SIMカードのキャリアがauかdocomoか」と「デバイスがどのiPhoneか」を見分ける必要があって、アプリ側で判定するかユーザに選択させる(アプリには判定ロジックを組み込まない)かを考える必要があり、若干ハードルが高いのかもしれませんが…
前者には、ユーザが、インストールする構成プロファイルを間違えることがないというメリットがある反面、新モデルへの追従が面倒くさいというデメリットがあります(モデル番号からどの構成プロファイルをインストールさせるかということを結びつけるにはひたすらアプリ内部のデータベースが更新されるしかないため)。後者のメリット・デメリットはもちろんその逆です。
マイネ王アイデアファームより
やはり大企業になるとこういった小回りが効いたことはできないが、マイネオはユーザーとの距離が近いから要望が通るということもある
1ヶ月1GBまで無料でパケットを引き出して利用できる「フリータンク」
フリータンクは、パケットが余っている人がタンクに入れ、それを必要な人が引き出して使うという仕組みで、月に1GBまで引き出すことができます。
一般的な1GBの追加購入をする場合の相場は1,000円となっていますが、マイネオであればフリータンクが1GBまで無料で追加できるため、毎月のようにデータを追加購入している方であれば、毎月1,000円の節約になります。
混み合う時間帯でも安定した速度で利用できる「プレミアムコース」
プレミアムコースは、通常とは違う専用帯域を利用して、混雑する時間帯でも快適にスマホを使うことができるサービスで、月額800円で利用可能です。
ただ、希望した全員がプレミアムコースを使えるわけではないぞ
全国にマイネオの店舗がある
格安SIMは大手キャリアのように多くの店舗が無いため、気軽にわからないことを聞きに行けないというデメリットがあります。マイネオにはマイネ王で質問したり、メールサポートや電話サポートもありますが、やはりお店に行って直接聞きたいという場合にもパソコン工房やPCデポの店舗の一角を借り、マイネオのカウンターを用意しているため、他の格安SIMに比べてもサポート体制がしっかりしているというメリットがあります。
また、渋谷や秋葉原などにもマイネオの店舗を出店し、これからも増えていく予定です。
mineo料金表(音声通話+データ通信)
データ容量 | Dプラン | Aプラン |
500MB | 1,400円 | 1,310円 |
1GB | 1,500円 | 1,410円 |
3GB | 1,600円 | 1,510円 |
6GB | 2,280円 | 2,190円 |
10GB | 3,220円 | 3,130円 |
20GB | 4,680円 | 4,590円 |
30GB | 6,600円 | 6,510円 |
※mineoは2017年6月1日より、5GBプランが6GBに増量し、新たに20GB・30GBの大容量プランが登場しました。
マイネオはドコモ回線(Dプラン)とau回線(Aプラン)の2つの回線から選択できるマルチキャリアに対応している珍しい格安SIMです。そのため、ドコモからの乗り換えはDプラン、auからの乗り換えはAプランを選択することによって、今使っているスマホをそのまま利用することができます。
例えば、iPhone6やiPhone5sなどSIMロック解除に対応していないスマートフォンでも、SIMロック解除無しで利用できるということです。
auのiPhone6を楽天モバイル(ドコモ回線)では使えないが、マイネオでは使えるということじゃな。
格安SIMの料金はどこもほとんど変わらんから、こういった独自のサービスが特徴的なところが今後も伸びていくじゃろうな
マイネオに乗換えるとiPhoneはどれくらい安くなる?
こちらはドコモでiPhone7を機種変更で購入しドコモで利用した場合と、SIMフリー版のiPhone7をApple公式サイトで購入しマイネオで利用した場合の価格差です。
ドコモではiPhone7の支払いが続く24ヶ月間は8,000円近くの支払いとなり、支払いが終わっても7,000円の支払いになります。
一方SIMフリー版のiPhone7でマイネオを利用した場合、24ヶ月間は約5,000円、そして支払いが終わると一気に料金が下がり、約2,000円で利用できるようになります。
詳しくは「mineo(マイネオ)ならSIMフリー版のiPhone7を月々5,000円で使うことができます 」で紹介しています。
マイネオは価格が安いだけでなくサポートもしっかりしていますし、フリータンクで1GB無料で追加できるなど、たくさんデータを消費する方にも嬉しいサービスを行っています。
今やスマホ代に月々8,000円もかけなくても2,000円程度で利用できる時代になりました。ムダなお金はできるだけ使わないように賢くスマートフォンを使っていきたいものですね。
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