格安SIMの最大のデメリットとしては大キャリアに比べ、通勤通学・お昼などの時間帯になるとスマホを利用する人が多くなるため通信速度が遅くなるという点がありますが、実際に1年間マイネオを使ってみたところ、全く問題なく利用することができています。
しかし実際に通信速度を計ってみると速度が遅くなっているのは確実ですし、ショップも少なくなるなど大手キャリアに比べるといくつかのメリット・デメリットが生じます。
そこでmineo(マイネオ)に乗り換えるとどのようなメリットやデメリットがあるかを紹介していきたいと思います。
それではマイネオの特徴などを紹介していくとするか。
もくじ
mineo(マイネオ)のプランはドコモ回線とau回線から選択できる
mineo(マイネオ)にはドコモ回線を利用しているDプランとau回線を利用しているAプランがあり、好きな回線を選択することができます。
Dプラン価格
Aプラン価格
ドコモからの乗り換えで、ドコモで購入したスマホをそのままマイネオで利用するにはDプラン、auの場合はAプランを利用することでSIMロック解除をすることなく今までのスマホを利用することができるというメリットがあります。
マイネオのメリット
メリット1:大幅にスマホ代を節約できる
マイネオの最大のメリットは安さです。一般的なデータ容量3GBのプランでは1,600円と大手キャリアに比べると1/3程度の費用でスマホを利用することができます。
ドコモとマイネオの比較(マイネオかけ放題なし)
この比較はドコモの無制限カケホーダイと5分かけ放題のカケホーダイライトとマイネオのDプランを比較した表です。
データ容量 | カケホーダイ | カケホーダイライト | マイネオ |
500MB | - | - | 1,400円 |
1GB | - | - | 1,500円 |
2GB | 6,500円 | 5,500円 | - |
3GB | - | - | 1,600円 |
5GB | 8,000円 | 7,000円 | - |
6GB | - | - | 2,280円 |
10GB | - | - | 3,220円 |
20GB | 9,000円 | 8,000円 | 4,680円 |
30GB | 11,000円 | 10,000円 | 6,600円 |
逆になんでこんなドコモって高いんですか?
ドコモのカケホーダイライトとマイネオの比較(マイネオ10分かけ放題サービスあり)
ドコモの5分かけ放題カケホーダイライトの月額料金は1,700円、マイネオの5分かけ放題サービスは月額850円となります。
データ容量 | カケホーダイライト | マイネオ+10分かけ放題 |
500MB | - | 2,250円 |
1GB | - | 2,350円 |
2GB | 5,500円 | - |
3GB | - | 2,450円 |
5GB | 7,000円 | - |
6GB | - | 3,130円 |
10GB | - | 4,070円 |
20GB | 8,000円 | 5,530円 |
30GB | 10,000円 | 7,450円 |
5GBプランで比較してみると月々3,870円安くなる(mineoは6GB)
もしドコモで5GBプラン、5分かけ放題のカケホーダイライトで契約している場合、同じ条件でマイネオに乗換えると月々3,870円節約することができます。
またマイネオの10分かけ放題の10分以降の通話料はドコモの半額の30秒10円で通話することができるため、さらに通話料も節約可能です。
5分以内の通話…無料(回数の制限なし)
5分を超過した通話…超過した通話時間につき、20円/30秒(ただし、「ファミリー割引」の家族間通話は無料)
マイネオって基本料金は安くても通話料は高いんだと思ってた。
メリット2:月に1GBまで引き出して利用できるフリータンクでパケットの追加購入費用を節約できる
マイネオにはパケットが余ってしまって使いきれない人がタンクにパケットを入れ、月末にパケットが少なくなり通信速度制限がかかりそうな人が1GBまで引き出して利用できるフリータンクというサービスがあります。
マイネオはこのパケットシェアサービス「フリータンク」が人気を集め、ユーザー数を増やしています。
データの引き出しには「21日~末日の1日前まで」「1ヶ月2回まで」「引き出せる容量は1,000MBまで」「1,000MB以上パケットを持っている場合は引き出せない」という制限がありますが、21日を過ぎて1000MBを切り、パケットが無く困っている場合に利用できるため、これまで1GB追加するのに1,000円支払って購入していた方はこの費用も節約することができます。
でもそんなときにフリータンクを利用して1GB追加できれば、その1,000円も節約できるとなるとこのサービスが人気なのもうなずけるな。
メリット3:困ったことはマイネ王で聞くことができる
マイネオにはマイネ王というマイネオユーザー専用のコミュニティサイトがあり、そのコンテンツの中のQ&Aコーナーではわからないことを質問するとマイネオに詳しい方から回答をもらうことができます。
もちろんマイネオの公式の電話サポートやメールサポートもありますが、ほとんどの場合マイネ王で解決することができます。
メリット4:全国にマイネオの店舗がある
格安SIMは大手キャリアに比べると店舗が少なく気軽に質問できるショップが少ないというデメリットがありますが、マイネオは他の格安SIMに比べると多数の店舗が設置されているというメリットがあります。
基本的にはパソコン工房やPCデポなどの店舗に間借りしてショップを運営していますが、渋谷や秋葉原などにもマイネオの店舗がオープンし、これからもさらに店舗が増えていくでしょう。
マイネオのデメリット
デメリット1:混み合う時間帯に速度が遅くなる場合がある
こちらの通信速度は通信が混み合う18時、新宿駅で計測したものです。左がドコモ「38.00Mbps」、右がマイネオ「28.27Mbps」となっています。
速ければ速いほど、スマホが早くなるんじゃないの?
だからそんなに速度の速さにこだわる必要はないということじゃな
別日に1日速度を計ってみた結果
時間 | ダウンロード(単位Mbps) | アップロード(単位Mbps) |
8時 | 5.47 | 1.83 |
10時 | 53.03 | 13.48 |
12時 | 1.07 | 8.05 |
13時 | 4.06 | 7.56 |
15時 | 37.42 | 9.96 |
17時 | 12.14 | 5.34 |
18時 | 1.12 | 3.22 |
19時 | 1.42 | 5.02 |
20時 | 3.39 | 6.89 |
21時 | 5.41 | 0.67 |
22時 | 14.71 | 7.94 |
デメリット2:無制限のかけ放題がない
大手キャリアには必ずある無制限のかけ放題がマイネオにはありません。
5分かけ放題だけで見れば大手キャリアよりも基本料金も通話料も半額で利用できますが、常に長電話が多い場合は通話料が高くなってしまうというデメリットがあります。
今や友だちや家族との通話はLINEを使っている人が多いから、そこまで気にはならないかもしれないな。
デメリット3:大手キャリアに比べると店舗が少ない
マイネオは日本全国に店舗を出店していますが、やはり大手キャリアに比べると多くはありません。
そのため頻繁にショップに使い方などを聞きに行っていた方はかなりのデメリットになるでしょう。
ネットを使える人だったらマイネ王で解決することもできるから、ホントにスマホ初心者は困るかもしれないな。
1年間使ってみた感想
速度を計測するとドコモに比べると遅いですが、実際使っている感じではほとんど変わりはありません。そのためYouTubeの動画やネットを見ているときも遅くてイライラする事もほとんどありませんでした。
そして、ネットがつながらなくなることもありません。通話の品質もドコモと変わらず使えていますし、特に変わったところはありません。
マイネオを利用して一番メリットとして感じていることは価格の安さとフリータンクです。この2つのメリットにより追加でデータを購入する必要もなくなり、月々のスマホ代も大幅に節約することができるようになったため、混み合う時間帯に多少速度が遅くなるくらいは全く問題ないと思っています。
もしスマホ代が高くて困っているという方はマイネオを検討してみてはどうでしょうか?
月々10,000円もスマホ代にかけてるって、なんかバカらしくなってきたな。
mineoへの乗り換えを考えているけど、乗換方法がわからないという方は「超簡単!mineoに乗換える方法」で順を追ってわかりやすく解説していますので参考にしていただければと思います。
また、mineoの詳しい内容は「mineo(マイネオ)を徹底解説!」で紹介しています。