現在大手キャリアでiPhoneを利用している方は月々5,000~8,000円くらいのスマホ代を支払い続けているのではないでしょうか?
そのiPhoneをmineo(マイネオ)に乗換えると月々のスマホ代を4,000~6,000円ほど節約できるようになります。
そこで今回はmineo(マイネオ)に乗換えることでどうしてそんなに安くなるのか?そしてマイネオのサービスや価格、デメリットなどを紹介していきたいと思います。
もくじ
mineo(マイネオ)の価格(デュアルタイプ)
データ容量 | Dプラン | Aプラン |
500MB | 1,400円 | 1,310円 |
1GB | 1,500円 | 1,410円 |
3GB | 1,600円 | 1,510円 |
6GB | 2,280円 | 2,190円 |
10GB | 3,220円 | 3,130円 |
20GB | 4,680円 | 4,590円 |
30GB | 6,600円 | 6,510円 |
マイネオの料金プランには電話機能が利用できるデュアルタイプとネットのみが利用できるシングルタイプがあるため、電話機能を利用したい場合はデュアルタイプを選びましょう。
データ容量は500MB(0.5GB)~10GBまで選択でき、契約後でもデータ容量の変更はmineoマイページでできるため、契約後データ容量が多すぎた・少なすぎたという場合はいつでも変更可能です。
ちなみに今回は料金表を記載していませんが、シングルタイプというのは電話機能が利用できないため、主にタブレットで利用するプランとなります。
mineo(マイネオ)はマルチキャリア対応
mineo(マイネオ)はドコモ回線・au回線どちらにも対応し、好きな回線を選択することができるため、SIMロック解除ができないiPhone6やiPhone5sでもそのまま利用することができます。
ソフトバンクのiPhoneはSIMロック解除をすることでDプラン、Aプランのどちらでも利用可能ですがiPhone6より前に発売されたiPhoneに関してはSIMロック解除に対応していないためマイネオでは利用できません。
SIMロック解除方法については「ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除方法まとめ 」で紹介しています。
ただし、AプランでiPhoneを利用するとテザリングができないというデメリットがあるため、テザリングがどうしても必要であればau版のiPhoneをSIMロック解除をしてDプランで使うか、モバイルルーターを利用するなどの対処法があります。
Aプランでテザリングができない問題の解決策は「iPhoneのテザリングができないmineo(マイネオ)Aプランの3つの解決策を紹介 」で紹介しています。
SIMロック解除ができるのは「iPhone6s」以降
SIMロック解除ができるのはiPhone6s以降になり、それ以前のiPhoneはSIMロック解除ができません。
SIMロック解除に対応しているiPhone(2017年3月26日現在)
・iPhone7
・iPhone6s
・iPhoneSE
mineo(マイネオ)が安い理由
マイネオはドコモとauの設備を借りて運営してるため、日本全国に携帯基地局を設置する必要がなく、その分のコストがかからないため月々の利用料を安く提供できています。
設備投資にお金がかからないから安く提供できてるのか。
iPhoneで利用されているSIMサイズは「nanoSIM」
マイネオに申し込む際にSIMサイズを選択する項目があるのですが、iPhoneで利用されているSIMカードサイズは「nanoSIM」となっているため、サイズ選択は「nanoSIM」を選択しましょう。
また、Aプランを選択した場合「au VoLTE対応SIM」が利用できるのですが、マイネオから発送される「au VoLTE対応SIM」は切り取り方によって、microSIMとnanoSIMのどちらの形状にも対応できるタイプになっています。
Aプランを選択すると、au版iPhoneは「au VoLTE対応SIM」が選択できる
auからの乗り換えの場合、「au VoLTE対応SIM」が利用できるiPhoneがあるため、「nanoSIM」もしくは「au VoLTE対応SIM」のどちらかを選択します。au VoLTE対応SIMとは通常のSIMよりも高音質で通話ができるため、これまでよりクリアに通話することができます。
ただし全てのiPhoneが対応ではなく、SIMロック解除もする必要があるぞ。
◆「au VoLTE対応SIM」が利用できるau版のiPhone
iPhone SE、iPhone6s Plus、iPhone6s
これらのauから購入したiPhoneはau VoLTE対応SIMを利用することができますが、au VoLTE対応SIMを利用するにはSIMロック解除が必要になります。
※AプランでもnanoSIMを選択した場合はSIMロック解除は必要ありません。
mineo(マイネオ)で利用できるiPhoneとSIMカード種類
製品名 | ドコモ版 iPhone (Dプラン) |
au版 iPhone (Aプラン) |
ソフトバンク版 iPhone (Dプラン or Aプラン) |
iPhone7 | nanoSIM | nanoSIM | nanoSIM |
iPhone7 Plus | nanoSIM | nanoSIM | nanoSIM |
iPhone SE | nanoSIM | nanoSIM au VoLTE対応SIM |
nanoSIM |
iPhone6s | nanoSIM | nanoSIM au VoLTE対応SIM |
nanoSIM |
iPhone6s Plus | nanoSIM | nanoSIM au VoLTE対応SIM |
nanoSIM |
iPhone6 | nanoSIM | nanoSIM | × |
iPhone Plus | nanoSIM | nanoSIM | × |
iPhone5s | nanoSIM | nanoSIM | × |
青字はSIMロック解除が必要となります
ドコモからmineo(マイネオ)乗換えた場合のシュミレーション
こちらはドコモでiPhone7(32GB)を機種変更で購入しドコモで利用した場合と、SIMフリー版のiPhone7をApple公式サイトで購入しmineo(マイネオ)で利用した場合のシュミレーションです。
◆ドコモでiPhone7(32GB)を購入した場合の月々支払額(税抜き)
カケホーダイライト(5分かけ放題):1,700円
データMパック(5GB):5,000円
spモード:300円
iPhone7支払い:825円(2,975円-2150円)
合計:7,825円
◆SIMフリー版のiPhone7を購入しmineoで利用した場合の月々支払額(税抜き)
※mineoは2017年6月1日より5GBプランが価格そのままで6GBへ増量しました。
Dプラン6GB:2,280円
iPhone7機種代:3,033円(72,800円÷24)
合計:5,313円
ドコモでiPhone7を購入すると月々サポートという割引が適応され安くiPhone7を購入することができますが、利用料自体が高いためトータルの金額では7,825円と非常に高額になります。
一方マイネオではiPhone7の購入代金は高く付きますが、利用料が非常に安いため、トータルでもドコモに比べ安くなります。またiPhone7の支払いが終わった24ヶ月後には4,720円も差がつくことになります。
ボクもiPhone7にそろそろ機種変更しようと思ってたんだけどドコモで機種変更するのめることにする。こんなに安くなるって知らなかった…
mineo(マイネオ)に10分かけ放題(850円)を付けてもまだ安い!
mineo(マイネオ)にはドコモの5分かけ放題(1,700円)の半額で、10分かけ放題(850円)のオプションがあり、短い通話が多い方はこのオプションを付け通話料を抑えることができるのですが、10分かけ放題を付けてもなおドコモよりも安くなります。
◆mineo Dプランに5分かけ放題サービスを付けた場合の月々支払額(税抜き)
Dプラン6GB:2,280円
10分かけ放題サービス:850円
iPhone7機種代:3,033円(72,800円÷24)
合計:6,163円
これもマイネオが安い理由でもあるぞ。
ボクはLINEの音声通話で十分だからいらないって言ったのに、もう激おこだぞ!
そんな人にもマイネオはおすすめじゃな。
auとソフトバンクはかけ放題の加入は必須ではありませんが、かけ放題のオプションを選択した方が価格が安くなるため、実質かけ放題への加入は必須と言っても過言ではありません。
なんか恐ろしい商売をしてるなぁ…
mineo(マイネオ)の10分かけ放題サービスは10分以降の通話料が半額になる
マイネオの10分かけ放題サービスは月額850円と大手キャリアの半額で10分かけ放題のオプションを追加することができ、10分以降の通話料も大手キャリアの半額である30秒10円で通話できます。
5分以内の通話…無料(回数の制限なし)
5分を超過した通話…超過した通話時間につき、20円/30秒(ただし、「ファミリー割引」の家族間通話は無料)
今回はドコモの価格との比較をしましたが、au・ソフトバンクでも同じくらいの価格差になります。
mineo(マイネオ)の特徴
・1ヶ月に最大1GBまでパケットを無料で追加できるフリータンクが人気
・ドコモ、auの回線から選択できるマルチキャリアに対応
・パケットの購入が個人間ででき、ヤフオクで格安で購入できる
・マイネ王というコミュニティサイトでわからないことをマイネオのユーザーに質問することができる
・全国にマイネオの店舗があり、サポートを受けられる
フリータンクで月末に1GBまで無料で追加できる
フリータンクとはマイネオのユーザー同士でパケットを分け合えるサービスで、パケットが余って使えない方がタンクに入れ、必要な人が引き出して利用できます。
1ヶ月で引き出して利用できる容量は1GBまでとなっているため、1GBまでの追加であれば無料で可能です。
1GBで足りない場合はヤフオク!でパケットを格安で購入可能
マイネオにはパケットギフトという仕組みがあり、余ったパケットをギフトとして誰かにあげることができるようになっています。
その仕組みを活かしてヤフオク!でマイネオのパケットが売買されていて、1GB約100円という超激安で購入することができます。
余ったデータは自動的に翌月に繰り越される
例えば3GBで契約していてたけど、2GBしか使わなかったとすると1GB余ってしまいます。この余った1GBのデータは翌月に自動的に繰り越され、翌月は4GB(3GB+1GB)利用できるようになります。
翌月までそのデータは使うことができるんじゃ。
また、繰り越されたデータは翌月までの使用期限となっていますが、繰り越されたデータが優先的に消費されるためムダがありません。
わからないことはマイネ王で解決
mineo(マイネオ)にはマイネ王というマイネオユーザー専用のコミュニケーションがあり、マイネオのスタッフのブログや、どれくらいフリータンクに容量が貯まっているかなどを見ることができるのですが、その1つのコーナーに「Q&A」があります。
このQ&AコーナーはYahoo!知恵袋のような形で質問でき、マイネオに詳しいユーザーが回答してくれます。
このように、マイネオに詳しい方がたくさんいるのでマイネオの公式サポートに電話をかけてなかなか繋がらないという思いをしなくてもいいというわけですね。
もちろんマイネ王以外でも、公式サポートとして電話サポート、メールサポート、そして店舗サポートも行っています。
マイネオの店舗が日本全国にあり、サポートも受けられる
格安SIMは大手キャリアのようにたくさんのショップがあるわけではないため、気軽に行って質問をすることができないというデメリットがあります。
しかしマイネオはパソコン工房やPCデポのような大きな店舗の一角を借りてマイネオのショップを運営し、47都道府県すべてにマイネオの店舗があります。
また、最近では渋谷や秋葉原にもマイネオ専用ショップも開店し、これからも増えていく予定です。
mineo(マイネオ)のデメリット-こんな方にはおすすめしません
月々のスマホ代が安くなり、データの追加も1GBまで無料だったりとメリットも多いですが、やはりデメリットもあるためこれらのデメリットが気になる方は乗り換えを止めた方がいいかもしれません。
お昼や夕方などみんながスマホを使う時間帯になると速度が少し低下する
マイネオはドコモやauから設備を借りて運営しているため、大手キャリアに比べると混み合う時間になると通信速度が遅くなるというデメリットがあります。しかし、通信速度が遅くなるとは言っても体感速度ではほとんどわかりません。
詳しくは「mineoの通信速度は?1日計測してみた結果と使ってみて感じたこと 」で紹介しています。
たまに平日の12時頃や18時頃には3Mbpsを切ることもあるが、LINEやネットを見るくらいだったらそこまで問題はないぞ。
3Mbpsを下回っていると、YouTubeなどで動画を見る際は途中で止まることもあるため、そういったデメリットがあることも知っておいた方がいいでしょう。
キャリアのメールアドレスが使えなくなる
例えばドコモの場合「◯×△@docomo.ne.jp」というメールアドレスがありますが、このアドレスはドコモを解約(mineoに乗り換えた際)に利用できなくなります。そのためキャリアで利用していたアドレスが無くなるのが困る方は乗り換えをおすすめしません。
また、マイネオではGmailはもちろん利用できますが、「◯×△@mineo.jp」というマイネオ専用のメールアドレスを取得し利用することも可能です。
ショップ数が少なくなる
ドコモなどの大手キャリアには日本全国ほぼどこに行ってもショップがあり、気軽にわからないことを聞くことができます。
マイネオにも全ての県にショップがありますが、ドコモなどの大手キャリアに比べると確実にショップ数は少なくなります。そのため、頻繁にショップにわからないことを聞きに行っていた方、ショップでしかスマートフォンやプランの変更などはしない方などはマイネオへの乗り換えはおすすめしません。
マイネオに乗り換えたあとに後悔される一番多い理由が近くにショップが無く、わからないことを気軽に聞けなくなったことのようです。近くにショップが無いと困るという方は「mineoのショップ検索」で自宅の近くにマイネオのショップがあるかを確認した上で乗り換えをすることをおすすめします。
無制限のかけ放題が無くなる
マイネオのかけ放題は5分かけ放題しかありません。
マイネオの5分かけ放題の価格は大手キャリアの半額となり、5分かけ放題だけで見るとかなりお得ですが、無制限のかけ放題がないため何時間も電話をかけるという方にはマイネオはおすすめしません。
auのiPhoneではテザリングができなくなる
auのiPhoneをマイネオで利用する場合「Aプラン(au回線)」を選択することになりますが、AプランではiPhoneのテザリングができません。ただし、auのiPhoneをSIMロック解除しDプラン(ドコモ回線)で利用することでテザリングは可能になります。
今後au回線を利用した格安SIMでもiPhoneのテザリングが解禁する可能性もあるようです。
最後に
いかがだったでしょうか?
マイネオは月々のスマホ代を安くできるだけではなく、1GBまで無料で引き出して利用できるフリータンクや、格安でデータの購入ができるパケットギフトなどの仕組みもあるため、さらにお得に利用することもできます。
今の時代、スマホ代を安くしようと思えばいくらでも安くすることができるのに月々8,000円も支払い続けていくなんてもったいないと思いませんか?
もしマイネオに乗り換えてスマホ代を安くしたいと考えている方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?
ところでマイネオに乗換えるにはどうすればいいんですか?
大手キャリアから電話番号を変えずに他社に乗換えることをMNP(ナンバーポータビリティ)と言いますが、MNPを利用して乗換える場合は現在利用しているキャリアでMNP予約番号を取得し、マイネオに申し込む際にMNP予約番号を入力する必要があります。
一見難しそうですが、実は乗り換えは非常に簡単です。乗り換え方法は「超簡単!mineoに乗換える方法」で紹介していますので参考にしてみて下さい。