今からおよそ1年前にメインで利用していたスマホをドコモからLINEモバイルにMNPを利用し乗り換えました。
これまでドコモでは月額6,500円で利用していましたが、LINEモバイルの3GBプランで利用することで1,690円となるため、およそ月々4,000円節約できることになります。
ただし格安SIMは一般的に混み合う時間帯は通信速度が遅くなってしまうというデメリットあると言われていますが、実際使ってみて感覚としてはドコモ時代と何も変わらないという感じでした。
もくじ
コミュニケーションフリープラン3GBで月々約2,000円に
コミュニケーションフリープラン | データ通信+SMS | 音声通話+データ通信+SMS |
カウントフリー | LINE、Twitter、Facebook、Instagram | |
3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 |
7GB | 2,300円 | 2,880円 |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
今回契約したプランはLINE・Twitter・Facebook・Instagramがカウントフリーで利用できるコミュニケーションフリープランの3GBで月額1,690円です。
3GBで1,690円というのは他の格安SIMと比べると少し高く、音声通話SIM3GBプランの相場は1,600円です。
しかし、価格の差は月額90円ほどしか変わりませんし、それ以上にLINEなどのアプリがカウントフリーで無制限に使えることと、もし速度制限がかかったとしてもこれらのカウントフリー対象アプリはずっと高速で利用できるというメリットが90円以上の価値があると感じ、LINEモバイルに決めました。
2018年1月の支払額
こちらは実際のLINEモバイルの請求額です。1,690円の基本料金に加え、通話料がプラスされます。
もちろん通話をたくさんするとこの金額が高くなるのですが、友だちや家族との通話は基本的にカウントフリーで利用できるLINEの無料通話を利用しているため、通話料はほとんどかかっていません。
そのため月々のスマホ代は平均2,000円ほどになり、ドコモ時代から約4,000円節約することができています。
やっぱ損してるってことだよなぁ~
ほとんど通話しない場合は「通話半額アプリ」を使い、たくさん通話する場合は「10分かけ放題」がおすすめ
LINEモバイルには「いつでも電話」という通話料半額アプリがあり、このアプリを使用して通話をすると通常の半額「30秒20円→30秒10円」で通話が可能になります。いつでも電話は基本料金は0円のため、LINEモバイルユーザーであれば使って損はないアプリとなります。
そして通話をたくさんする方は月額880円で利用できる「10分かけ放題」のオプションを付けることで、10分以内の通話が無料となります。
その他のLINEモバイルのプラン
LINEモバイルにはコミュニケーションフリープラン以外にも500円から利用できるLINEフリープランと、LINE MUSICもカウントフリー対象となるMUSIC+プランがあります。
LINEフリープラン
データ通信 | 音声通話+データ通信 | |
カウントフリー | LINE | |
1GB | 500円 | 1,200円 |
+SMS | +120円 | 無料 |
LINEフリープランはデータ通信のみのプランであれば月額500円で利用できることから、2台目のスマートフォンやタブレットで利用する方が多く、SMSが利用できないプランでもLINEの新規登録が可能なため、もう1つLINEのアカウントが欲しい方には非常にお得なプランとなります。
MUSIC+プラン
データ通信+SMS | 音声通話+データ通信+SMS | |
カウントフリー | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC | |
3GB | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 |
7GB | 2,700円 | 3,280円 |
10GB | 2,940円 | 3,520円 |
MUSIC+プランはコミュニケーションフリープランのカウントフリー対象アプリにさらにLINE MUSICが加わったプランになります。
使用端末はSIMフリー版の「iPhone7」
LINEモバイルで利用するスマホはApple公式サイトから購入したiPhone7です。
また、LINEモバイルはドコモ回線を利用しているためドコモから購入したiPhoneは(AndroidもSIMロックの必要なし)SIMロック解除をしなくてもLINEモバイルのSIMカードを差してAPN設定をするだけで利用できました。
ドコモでiPhoneを購入する場合と、SIMフリー版を購入しLINEモバイルで利用した場合の比較は「ドコモでiPhone7を使うとこんなに損している!SIMフリー版iPhone7をLINEモバイルで利用すると6万円も安くなる! 」で紹介しています。
LINEモバイルの通信速度は?
こちらは東京都内でLINEモバイルの通信速度を計測した結果です。通信が混み合うお昼や18~19時でも比較的速度は出ています。
そのため、実際に使っているときはほとんどドコモ自体と変わりなく使えています。
時間 | ダウンロード(単位Mbps) | アップロード(単位Mbps) |
8時 | 7.17 | 5.54 |
10時 | 51.80 | 16.27 |
12時 | 8.17 | 11.68 |
13時 | 16.20 | 12.01 |
15時 | 23.26 | 35.81 |
17時 | 15.08 | 3.68 |
18時 | 4.62 | 3.53 |
19時 | 7.75 | 2.11 |
20時 | 5.99 | 2.57 |
21時 | 7.87 | 4.21 |
22時 | 8.01 | 5.11 |
正直50Mbpsとかまでは必要ないんじゃ
ドコモからLINEモバイルに乗り換えて感じたメリットまとめ
LINEモバイルを使ってみた感想を紹介してきましたが、1年間使ってみて感じたメリットはこちらです。
1.スマホ代が2,000円になって約4,000円節約できた
2.データの使用量(残量)が簡単にLINEで確認できる
3.通信速度も速く、遅いと感じることはほとんど無かった
4.LINEやTwitterなどが使い放題になるため、データの使用を気にせずSNSアプリが使える
LINEでデータ使用量を確認するためには利用者連携が必要になります
ドコモからLINEモバイルに乗り換えたデメリット
1.ドコモのメールアドレスが無くなった
@docomo.ne.jpのメールアドレスは当然ながら、ドコモを解約した時点で使えなくなってしまいました。しかしスマホでのメインのメールアドレスはGmailに以前から変えていたのでまったく痛手ではありませんでした。
2.無制限かけ放題プランが無くなった
ドコモには「5分かけ放題(1,700円/月)」と「無制限かけ放題(2,700円/月)」の2つのかけ放題プランがあります。
ドコモではかけ放題の契約が必須のため2,700円のかけ放題を契約していました。電話をどれだけかけても通話料自体は変わらないため、電話をかけたとしても通話時間を気にするということは全くありませんでした。
しかしLINEモバイルには無制限のかけ放題プランがありません。
LINEの友だちとはLINEも音声通話で通話してもLINEがカウントフリー対象となっているため、通話料もデータも消費しません。そのためLINEの音声通話であれば問題ないのですが、通常の電話では「今通話料がかかっているんだなぁ」ということを考えてしまいます。
ただし、今までのトータルのスマホ代に比べれば通話料が発生したとしても断然安いのですが、そういった気持ちになるという意味では少し気分的に変わりました。
◆2017年6月20日より10分かけ放題提供開始
LINEモバイルで基本料無料で利用できる通話料半額アプリ「いつでも電話」と「10分かけ放題(月額880円)」がスタートしました。
ただし、無制限のかけ放題は無いため、無制限のかけ放題を利用していた人はまだデメリットとなりますが、短い電話しかしない人や、あまり電話をしない人は通話料半額アプリもあるため、ほぼ通話料が高いというデメリットは改善しました。
3.キャリア決済ができなくなった
ショッピングサイトにはドコモのポイントが利用できたり、ドコモの請求に合算することができるキャリア決済が利用できるサイトがありますが、ドコモを解約したことによってキャリア決済ができなくなり、クレジット決済や代引きで決済をしなければいけなくなります。
最後に
LINEモバイルに乗り換えたことによる最大のメリットは価格が約4,000円安くなったということです。
また、AppleストアやApple公式サイトから販売されているiPhoneはドコモなどから販売されているiPhoneと仕様は変わらず、LINEモバイルに乗り換えたあとも、もちろんApple Payも使えます。
これまでと使っている感じは全く変わらずスマホ代だけが安くなったという感じです。乗り換えにはMNP予約番号の取得やAPNの設定をやらなければいけませんが、設定自体は数分で終わるため特に面倒なこともありません。
もしこれからスマホ代を節約したいと考えている方は、LINEモバイルへの簡単な乗換方法を紹介していますので参考にしていただければと思います。