スマホ代をできるだけ節約したいと考えたとき、まず機種購入代を節約するために中古のスマホを検討する方も多くいます。
中古のスマホであれば物によっては数千円で購入することもできるため、非常に家計に優しいのですが、安いからといって何も確認せずに購入するとあとで大変後悔してしまうことになるかもしれません。
もくじ
【注意点①】キャリアのスマホか?SIMフリーのスマホかを確認する
中古スマホショップに並んでいるスマホを見ると、「ドコモ」「au」「SoftBank」などとキャリアの名前が書かれているスマホと「SIMフリー」と書かれているスマホがあります。
ドコモ、au、SoftBankと書かれているスマホはその名の通り、ドコモなどから発売されたスマホのため同じ回線を使用している格安SIMでしか利用できません。
主な格安SIMの使用回線と特徴
MVNO名 | 主な特徴 | 使用回線 |
楽天モバイル | 楽天のポイントが貯まり、ポイントで支払いが可能 | ドコモ |
OCNモバイルONE | 他社格安SIMの5分かけ放題(月額850円)と同価格で10分かけ放題を提供している | ドコモ |
LINEモバイル | LINE、Twitter、Facebook、Instagramなどの人気のSNSアプリが使い放題 | ドコモ |
mineo | 月に1GBまで無料でデータを引き出して利用できるフリータンクが人気 | ドコモ/au |
IIJmio | 他社MVNO(U-mobileなど)にも技術を提供しているほど技術力に定評があり、安定した品質を保っている。 | ドコモ/au |
DMMモバイル | 格安SIM業界で最安 | ドコモ |
U-mobile | 高速で使い放題プラン、IIJmioの技術を活かしたプラン、ソフトバンク回線プランを業界最速で発表するなど様々なプランを提供している | ドコモ/Y!mobile/ソフトバンク |
UQモバイル | 「だぞっ」のCMで有名、auと同じKDDIグループが運営 | au |
BIGLOBE SIM | 月額480円のオプションでYouTubeなどのアプリが使い放題になるエンタメフリーオプションが人気 | ドコモ |
NifMo | 3つのわかりやすいプランと申し込みの簡単さが人気。 川崎フロンターレのスポンサーのため、川崎フロンターレがJリーグの試合で勝利すると割引のサービスあり(要登録) |
ドコモ |
FREETEL | データを消費した分だけ料金が発生する従量制のプランあり | ドコモ |
SIMロック解除もキャリアでできるが、同回線のスマホを買った方が楽
もしauから販売されている中古のスマホを購入してもSIMロック解除をしてドコモの回線で使用することも可能ですが、ショップに持ち込んでSIMロック解除をしてもらう必要もありますし、SIMロック解除をするには身分証の提示も必要です。
さらに3,000円の手数料も発生するため、SIMロック解除をしなくても使用できる中古のスマホを選んだ方が断然ラクです。
ただし今現在auとソフトバンクの回線を使用している格安SIMは非常に少ないから、できればドコモのスマホを買った方がいいぞ。
SIMフリーのスマホは回線を選ばない
そして「SIMフリー」と書かれているスマホの場合は回線を選ばず、どの格安SIMでも利用できます。
そのため回線契約時(格安SIMの契約)に選択肢が多いのは「SIMフリーのスマホ」ということになります。
【注意点②】キャリアのスマホを購入する場合は「赤ロム」か「白ロム」かを確認する
ドコモなどのキャリアが販売している中古のスマホには「赤ロム」と「白ロム」があります。
メルカリなどのフリマアプリやオークションで購入する場合は本人に確認しよう!
赤ロムとは
以前このスマホを所有した人が、分割でスマホの機種代を支払っていて、その機種代の支払いがまだ終わっていないスマホ
白ロム
機種代の支払いがすでに完了しているスマホ
中古のスマホを購入する場合は、もちろん支払いが完了している「白ロム」の方が安心です。
赤ロムの場合、前所有者が機種代を支払えなくなった場合、そのスマホにロックがかかって使用できなくなる可能性もあります。
【注意点③】発売からどれくらいの期間が経っているかを確認する
スマホの一般的な寿命は使い始めてから2年が目安です。正確には何年使用しているかが確認できれば一番いいのですが、何年間使用しているかの確認はメルカリやネットオークションなどの個人間の取引の場合であれば可能でしょうが、中古ショップから購入する場合は確認できないことがほとんどです。
そのため、中古のスマホを購入する際に、発売から2年以上経っている機種を買うのはできれば止めておいた方がいいでしょう。ただし2年以上前に発売されている機種は非常に安く手に入るというメリットもあるため、その辺りは自己責任となります。
発売時期がわからない場合はOSで確認する
2017年6月現在の最新のOSは「Android7.1」となっています。
中古のスマホではAndroid5.0やもっと古い機種になるとAndroid4.0という機種も存在します。
そこまで古いOSを搭載しているスマホは発売から3年以上経っているため不安しかありません。今中古のスマホを買うならAndroid6.0以上がおすすめです。
中古で購入したスマホを格安スマホとして使う方法
中古のスマホを購入したら次に格安SIMを契約します。
中古でスマホを格安SIMで使用する際に確認するのは以下の2点です。
1.どのキャリアのスマホか?
前述しましたが、格安SIMを契約する際は購入したスマホと同じ回線を使用した格安SIMを選ぶようにしましょう。
2.SIMサイズは何か?
購入した中古のスマホに格安SIMから購入したSIMカードを差し込むことでネットや電話が使えるようになるわけですが、SIMカードには3つのサイズがあり、間違ったサイズで申し込みをしてしまうと本体に差し込めず、SIMカードを交換してもらわなければいけないため二度手間になりますし、SIMカードの再発行には手数料も必要になるため、必ずSIMカードのサイズは確認しましょう。
例えばXperia XZ SO-01Jはドコモから販売されたスマホで、SIMカードは「nanoSIM」が使用されています。
SIMカードサイズの確認方法は「 格安SIMカードを契約する前に知っておくべきことと格安スマホ購入時の注意点 」で紹介しています。
SIMカードが届いたらAPN設定を行う
APN設定とは「アクセスポイントネーム」の略で、スマホをネットに接続するために必要な設定となります。
格安SIMごとに設定するためのID・パスワードは異なりますが、SIMカードと一緒に送られてきた用紙に記載されているため、それらのIDを入力するだけとなります。
詳しくは「「APN」って何だ?格安スマホを購入、SIMカードも挿したけどネットにつながらなければAPN設定が必要です 」で紹介しています。
参考記事:超簡単!LINEモバイルに乗り換える方法
中古のスマホを購入する際の注意点まとめ
・キャリアのスマホかSIMフリースマホかを確認する
・キャリアのスマホの場合、赤ロムには注意!
・購入する中古のスマホは発売から2年以内がおすすめ
・購入した中古のスマホのSIMカードサイズを調べる
・SIMカードを差し込んだらAPN設定を行う
・他社からの乗り換えの場合はMNP移行も必要
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