iPhoneは基本的に格安SIMを販売するMVNOでは取り扱っていないため、iPhoneを格安SIMに乗り換えて利用するようになると、これまでの購入方法とは少し異なります。
iPhone本体とSIMカードを別々に購入し、APN設定を自身で行い利用するようになります。
もくじ
1.iPhoneは基本的にアップルストアで購入する
大手キャリアでiPhoneを購入する場合は、ショップでiPhoneを購入しSIMカードも挿し替えてくれていましたが、格安SIMに乗り換えると新品のiPhoneを取り扱っているMVNOはないため、MVNO以外の他のショップでiPhoneを購入しなければいけなくなります。
なので基本的にAppleストアやAppleの公式サイトでSIMフリーのiPhoneを購入して、それから格安SIMを選ぶということになるぞ
例えばソフトバンクで購入したiPhoneはSIMロックがかかっているからソフトバンクのSIMカードしか使えないようになっている。ただSIMロック解除をすることでソフトバンクで購入したiPhoneでも格安SIMのSIMカードでも会社を選ばず使えるようになるんじゃ
格安SIMで利用するiPhoneを購入する際にAppleストアではなくても、中古のショップで購入するという方法もありますが、SIMフリーのiPhoneなのか、ドコモ版・au版・ソフトバンク版なのかを確認して購入する必要があります。
※2017年3月22日よりb-mobile(日本通信)がソフトバンク回線を利用した格安SIMを販売する予定となっています。
iPhoneを購入する際の基本知識まとめ
・基本的にはAppleストアかAppleの公式サイトで新品のiPhoneを購入する
・中古のiPhoneを購入する場合はできればSIMフリーのiPhoneか選択肢が多いドコモ版のiPhoneを購入する
2.MNP予約番号を取得する
現在利用している電話番号を格安SIMに乗り換えたあとも使いたい場合はMNP予約番号を取得して、格安SIMに申し込む際にMNP予約番号と有効期限を入力する必要があります。MNP予約番号はキャリアのショップ、電話、ネットから取得可能です。またMNP予約番号の有効期限は取得から15日となっているため、取得後早めに格安SIMの申し込みをしなければいけません。
MNP予約番号を取得し、格安SIMに乗りえたその時に元のキャリアは解約となるため、MNP予約番号を取得しただけでは元のキャリアは解約とはなりません。
つまりMNP予約番号を取得して使わなかった場合はそのまま元のキャリアで利用するということになります。
3.格安SIMを購入する
iPhoneを購入したら次に格安SIMを購入します。
前述しましたが、格安SIMにはドコモ系とau系があり、ドコモ版のiPhoneであればドコモ系の格安SIM、au版のiPhoneであればau系の格安SIM、SIMフリーのiPhoneであればどの格安SIMでも利用できます。
ドコモ系MVNO
全国約82,000ヶ所のWi-Fiスポットが無料で利用でき、10分かけ放題が他社MVNOの5分かけ放題と同価格(850円)で利用できる
楽天のポイントが貯まり、貯まったポイントで楽天モバイルの使用料を支払える
3GB以上のコミュニケーションフリープランではLINE・Twitter・Facebook・Instagramが無制限で利用できる。また通信速度制限がかかったとしてもこれらのアプリは速度制限がかからず常に高速で利用可能
価格が業界最安
シンプルな料金プランや申し込み方法のわかりやすさで顧客満足度2年連続No.1(オリコン調べ)
・mineo(Dプラン)
毎月1GBまでデータを無料で引き出して利用できるフリータンクが人気のMVNO
・IIJmio(プランD)
格安SIMの中では通信速度が安定していると第三者期間の調べでも高評価のMVNO
au系MVNO
・mineo(Aプラン)
・IIJmio(プランA)
mineoとIIJmioはドコモ回線、au回線の2つの回線から選択可能
auと同じKDDIグループが運営するMVNO
ソフトバンク系MVNO
・b-mobileが2017年3月22日より格安SIMを販売予定
SIMカードを購入する際に注意する点としては、iPhoneで利用するSIMカードのサイズです。最近のiPhoneは一番小さいサイズの「nanoSIM」を利用していますが、古いiPhoneではmicroSIMを利用しています。利用するiPhoneに合わせてSIMサイズを選びましょう。
nanoSIM利用
iPhone7Plus、iPhone7、iPhoneSE、iPhone6s Plus、iPhone6s、iPhone6、iPhone5s、iPhone5c、iPhone5
※iPhone5以降は全てnanoSIMを利用しています
microSIM利用
iPhone4s、iPhone4
格安SIMを契約する際に注意することまとめ
・SIMロックがかかっているiPhoneの場合、そのキャリアにあった格安SIMを選ぶ必要がある
・iPhone5以降はnanoSIMを利用している
・SIMロック解除はキャリアのショップまたはネットから可能
4.iPhoneと格安SIM購入後、MNP移行とAPN設定を行う
iPhoneと格安SIMを購入できたら次に設定を行います。これまで利用していた電話番号をそのまま利用するMNPを利用した乗り換えを行った場合はMNP移行の手続きも必要となります。
MNP移行の方法
MNP移行の方法は格安SIMによって異なりますが、MNP専用の窓口に電話をかけて移行する場合とネットからMNP移行ができる格安SIMに分かれます。
窓口に連絡して移行するMVNOの場合、届いたSIMカードを先にiPhoneに入れてしまうと、電話ができなくなってしまうため、電話をした後にSIMカードを入れ替えるようにしましょう。
APN設定を行う
APN設定とは、スマホをネットに接続できるように必要な設定でこの設定を行わなければiPhoneがネットに接続できません。Androidの場合、APN設定は基本的に手入力でID・パスワードを入力して設定しますが、iPhoneの場合は、付属してきたマニュアルに記載されているURLを開くか、QRコードを読み込み「プロファイル」をダウンロードし設定することで利用できるようになります。